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タクシードライバーの実情 (第4回) 道の問題

タクシードライバーの実情 客待ち

「タクシードライバーの実情」シリーズ第4回。

今回も引き続き、何百人ものタクシードライバー求人のご相談を受けてきた専任のアドバイザーがお伝えします。

タクシー会社の経営者の立場と、タクシードライバーを目指して求職する立場の両方を見てきたアドバイザーならではの視点で、「タクシー会社へあなたをご紹介する前に知っておいてほしいこと」をお伝えします。


当サイト「運転のおしごと」のタクシードライバー求人専任アドバイザーの山口です。

前回(第3回)では、一般的にはあまり知られることのない、タクシードライバーという仕事の実情について15項目に分けてお伝えしました。

40代、50代と歳を重ねて転職を考えざるを得ない時、もうタクシードライバくらいしかないかな〜なんて考えていた人にとっては、かなりイメージが変わったのではないでしょうか。

今回は、タクシー 乗務をスタートした時、避けて通れない、道の問題について。

これまでのタクシードライバーの実情シリーズはこちらからご覧いただけます。

「タクシードライバーの実情」一覧

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16. 道の問題


タクシーの転職を真剣に考え始めると皆さん、道のこと全く知らないで大丈夫なのかと心配になります。

内勤で車を使った仕事をしていなかった、営業だったけど電車で回ってたなどなど不安になってくるようでうす。

実際のドライバーさんがどうしているのか?

それは自分で努力することです。

休みの日を利用して道を覚える努力をしている人もいました。

街を歩いたり自転車を使ったり、会社の車を何人かで借りて街を走ったりした人もいました。

地図もよく見ることも大事ですね。

ラッキーなのが良い先輩に出会う!!コツとやり方を教えてもらうと意外と早く覚えられるようです。

最初のうちは「入社したばかりなので道を教えていただけませんか?」と伝えればお客様は教えてくれるそうです。 

また、この技はベテランでも、たまに使うそうです。(笑)

何年経っても知らないところは当然あるし、同じ人を乗せる確率もほとんどありませんしね。

「入社したばかりなので〜」「新人なので〜」は、最強フレーズです。(笑)

 

17. 道の問題2


たまにですが、私共の紹介でタクシー会社に入社した人たちに声をかけて懇親会&勉強会をやることがあります。

そこで、ある新人ドライバーさんが先輩ドライバーさんに道の覚え方を尋ねていました。

その先輩ドライバーさんの答えは、「道さえ覚えてしまえばタクシーは稼げる!!」

確かにそうだと思いました。

とにかく最初は道を覚えるに徹底したほうがいいですね。

入社して数ヶ月保証給がある会社なら回送にして走り、道を覚えるなんてのもやり方のひとつかもしれません。

 

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18. 勤めるなら大手?


確かに大手タクシー 会社なら何となく安心しますが、タクシーの給与は歩合制なので、流し営業で稼ぐぞ!!と考えているのならぶっちゃけどこでも同じだと思います。
 
大手タクシー会社の魅力としては、専用乗り場やチケットの使用率、無線の量や大手行灯のブランド力があったりするところでしょうか。
 
しかし大手ブランド力に拘らなくとも、ホテルなどの専用乗り場は、タクシーが足りなければ他社のタクシーも呼び込まれますし、無線も人によっては好まない人もいますので、自分の能力的にガンガン行くタイプなのか、慎重派なのかによって会社の選び方は変わってくると思います。
 
流し営業で稼げる自信のある人は、自由に流し営業させてくれるタクシー 会社が一番稼げていいのでないかと思います。
 
また、気楽にやりたい人は中小でゆるいタクシー 会社を選んだほうがいいですね。
 
どこのタクシー 会社も正社員として受け入れてくれますので大小問わず条件に関してはほぼ一緒と考えていいかと思います。 

 

19. どのようなタクシー会社がいいのか?


歩合制なのでやる気を削ぐようなタクシー会社だけはやめておいたほうがいいでしょう。

自分自身が資本なので笑顔で働ける職場をお勧めします。

乗務員負担金が多い会社は極力避けるべきでしょう。カード手数料や高速料金代負担などなど

二種免許取得費用代金も、貸付の会社と会社全額負担で別れますので、こちらも会社を選ぶときに注意が必要です。

寮については最近のタクシー会社はアパートの借り上げが主流で半年間くらい会社が家賃の一部を負担してくれます。

 

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20. タクシー会社選びは難しい


タクシー会社を選ぶとき入社祝い金や保証給や家の近くだったりで直接的に利益があるものに惹かれると思います。

それでいいのか?と一度自問自答してください。タクシーは年令に関係なく稼げて高齢になっても勤められる職業なので、長期間勤めても大丈夫そうな会社を選ぶほうが良いかと思います。タクシードライバーは外に出ればひとりの世界で働けますが、出庫するとき帰庫したときなど声をかけてくれるような温かみのある会社が良いと思います。

タクシー業界のことをよく知らないから、条件だけで決めてしまうのはやめておきましょう。

実際の転職者で移籍した人の話ですが、前会社は「頑張って」「お疲れさん」などの言葉ひとつもない。感情ひとつもなく対応してくるので「俺達はロボットじゃない」と怒り心頭でした。 

会社に行くのが憂鬱でしかたなかったと・・・。

すべてのタクシー会社がこのような対応ではありませんが、こんな会社入りたくないですね。

 

21. タクシー会社選びは難しい2


タクシー会社選びをしているといろいろな情報が入ってきますね。

特に入社祝い金、休みが多い、稼げる、自由などなど、どこも同じようなことを言っています。

迷ってしまうのは当然のことでしょう。

差がつくのは会社の人たちに違いがあります。

皆さんは知ることが難しいですが、実は会社のトップが良い人のタクシー会社は、全体的に良い会社が多いです。 

当然、会社はトップが色々と決めていきます。トップから管理職へと伝わり良い指示や雰囲気などが全体に伝わって行くわけです。

 


いかがだったでしょうか。

何人ものタクシードライバー求人のご相談を受けてきた専任のアドバイザーの考える、タクシードライバーの実情についてお伝えしてきました。

今回は主に、タクシー会社の選び方についてでした。自分でいい会社、悪い会社を選ぶのはとても大変ですが、見分けるポイントは伝わったのではないでしょうか。

タクシードライバーへの転職の不安が少しでも軽減されて、新しい挑戦に前向きになれますように。

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