プロフィール
丸山さん。タクシードライバー。F勤。20代で転職、現在30歳。大手タクシー会社営業所所属。前職は印刷会社の営業職。趣味はテニス、ショッピング(洋服が好き)、家族旅行。(取材日:2017年12月6日)
転職のきっかけを教えて下さい。
前職は、営業マンでした。
営業の仕事は24時間お客様から連絡に対応しなければいけません。
何年も、勤務時間が終って帰宅してからや、お休みの日でも、常に仕事を意識して緊張状態でした。
そんな時に、親が体調を崩してしまって。
何かあった時に、大切な人のために使える時間を確保したい、そう思ったのがきっかけでした。
転職するにあたって、タクシードライバーを選んだのは?
最初は、運転の仕事に就くことは全く考えていませんでした。
実は、たまたま「運転のお仕事」のキャリアアドバイザーさんと個人的に知り合いだったんです。
転職を考えている事、自分の時間をゆっくり持てる仕事に就きたい事、金銭的にも満足のいく仕事を探している事を話すきっかけがあって。だったら運転の仕事はどうかな?と、なんとなく教えてもらったんです。
全くの異業種への転職には不安はなかったですか。
キャリアアドバイザーさんとは昔からの知り合いだったこともあって、信頼していたことは大きいと思います。
この人が勧めてくれるなら、と、抵抗無く興味が持てました。
とはいえ、全くの未経験で考えてもいなかった業種への転職です。大きな決断ですよね。
親は最初、反対しましたね。
タクシードライバーの仕事は変動給ですし、事故の心配もされました。
ですが、キャリアアドバイザーさんに、タクシードライバーという仕事の良い所、悪い所をしっかり説明してもらっていたので、僕自身、十分納得することが出来ました。
僕としては、お給料は大事なポイントでしたし、月12日ほどしか働かないでしっかり稼げるというのは大きな魅力でした。実際、かなり稼げるようになって、今は親や友人にも胸を張れます。
本当に充実した時間を過ごされている感じが伝わってきます。
タクシードライバーという仕事を実際経験してみていかがでしたか?
特にしんどいと感じることはないですね。
今までの営業職のように、興味のないお客様にどうやって興味を持ってもらえるか、ではなく、タクシーを必要としている方が待っていてくれて、必要なサービスを提供することが仕事ですから。
家に帰ったら、仕事の電話はかかってこないですし、完全に自分の時間。オンオフをはっきり出来て、全くストレスを感じることはないです。
なるほど!確かに、こちらを必要としている人が待っていてくれているわけですよね。
街中の人がお客様なんですね。なんだか素敵ですね。
そうなんです。今までの営業での経験もあって、とてもありがたいことだな、と感じますね。
未経験であることで苦労したことはありますか?
あえて言うとしたら、道を知らないことでした。
最初の半年はがんばりましたね。朝のシフトで練習をして、難しいエリアを避けて、とにかく慣れること、道を覚える事を勉強しました。
タクシーの仕事は、例え未経験でも、やればやるほど道を覚えていけるし、長くやればやるほど仕事がやりやすくなっていきます。「最新最強」と僕は思っているのですが、昨日の僕より今日の僕、今日の僕より明日の僕のほうが確実に成長している。毎日、自分の成長を実感出来ています。
がんばっただけ、自分の力になっていく実感があるんですね。
とても努力されているんですね!そして、とても充実している感じがしますね。
そうですね。成長出来る喜びからも充実感はありますが、同時にお給料もどんどん増えていくのが嬉しいです。
僕の場合は、一年目は440万円でしたが、二年目の今はさらに80万はアップしました。
タクシーの仕事には、人それぞれの稼ぎ方があります。
考え方でストレスが溜まるから、自分にあった働き方をうまく考えることでストレスを溜めないで働くことが出来るようになります。
月12日働いて残りはお休み、となると自由な時間がたっぷりありますね。何をして過ごしているんですか?
お給料が増えたので、家族を旅行に連れて行くのが楽しみです。
残ったお金で、好きな洋服を買いに出かけます。平日に出かけられるのでゆっくりぶらぶら出来るのがいいですね。
後は、好きだったテニスを始めました。
前から洋服を買うのが好きだったんですが、前は中古のお買い物だったのが、今はブランド物を買えるようになりました。
自分の時間をストレスなく、ゆっくり過ごせることが嬉しいです。
自分らしい働き方で、自分らしい時間を過ごせていて、とてもリラックスしていますね。
20代で転職して30歳になったばかり。結婚もしていないですし、自分のお金と時間を自由に使える今がとても幸せです。
近くにいるだけで、こちらもほっこりしてしまう、そんなあったかいオーラに包まれた丸山さん。
今の自分にとても満足しているのが表情からも伝わります。
これからも、「最新最強」でみなさんに愛されるドライバーさんでいてくださいね!
今日はありがとうございました!