タクシードライバーの給料形態について

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正直、タクシードライバーでない人には、タクシードライバーさんたちが平均年収どのくらいか、給料形態の仕組みについてなどの内情はとてもわかりづらいと思います。

以下、タクシードライバーさんの年収や仕組みに関してご紹介します。

① タクシードライバーは歩合の要素が高い


どの会社でも提示してあるとおり、タクシードライバーには基本給があります。

が、タクシードライバーの給与は歩合制の割合が大きく、感覚としては完全歩合制のお仕事として捉えつつしっかりとお仕事をされるべきです。

タクシードライバーの、年収が高い人、そうでない人の差が激しい理由は、この歩合の割合が大きく影響しています。

② 売り上げを上げたければ、上げられる方法がある


これが通常の会社員とは全く違うところです。

自分次第で売り上げを上げる=お給料をアップすることが出来ます。

そのためのポイントはざっくり言うと以下の3つになります。

1.営業回数

2.勤務時間

3.客単価

この3つを上げることが売り上げに繋がります。

つまり、やればやった分だけ給与として返ってきます。

しかし、サボればサボっただけ自分に返ってくる。これが、タクシードライバーのお仕事です。

なので、まじめに仕事を出来ない人には不向きなお仕事ですので、そういった方にはお勧めしません。

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③ タクシードライバーの給与形態のまとめ


[B型賃金] 完全歩合

「A型賃金」に比べて歩合率が高く、自分が稼いだら稼いだだけ自分の取り分が大きく上昇する給料体系です。
「A型賃金」や「AB型賃金」のようにボーナス(実際は毎月の給料からのプール金)という制度が無く、計算式も「月間営業収入」×「歩合率」とシンプルでわかりやすいものになっています。
タクシーの、「頑張ったら頑張っただけ自分の収入になる」という部分をもっとも強く反映している給料体系です。
それだけに、高給も狙うことができますが、やり方によっては月収が不安定になることも考えられます。

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[A型賃金] 固定給+歩合給+賞与

「基本給」や家族手当、住宅手当などの「手当」などの固定給+歩合という形態です。
給料の内訳明細に固定給の部分があり安定的な給料体系で 固定給に加え、「歩合給」も加えて支給されます。
歩合給の部分が頑張りどころですが、固定給が大きい分、「B型賃金」「AB型賃金」に比べて歩合率が低く設定されています。
都内のタクシー会社ではほとんど見なくなりました。

[AB型賃金]

道路交通法の規定により、第二種免許の取得資格が21歳以上ため、タクシー乗務員の年齢も21歳以上となります。
定年は各タクシー会社の定める年齢となり、通常は60歳前後ですが、70歳迄雇用するタクシー会社もあります。
定年後は、定時制として年金をもらいながら乗務するケースもありますが、通常の隔日勤務で最大13乗務に対して 8乗務に制限されます。