タクシードライバーの勤務体系について

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隔日勤務

タクシー業界で一番スタンダードな勤務体系で隔日「かっきん」と呼びます。

この隔日勤務は、タクシー乗務員の勤務体系で連続勤務時間としては最も長いものになり、拘束時間は最大21時間 となりますが、毎日21時間乗り続けるというわけではなく、3時間の休憩(仮眠)が義務付けられており、法定外の残業は禁止されています。結果、 一般的な会社員の月間勤務時間とほとんど同じになる計算です。

タクシーにおける隔日勤務は、勤務時が「出番」と呼ばれ、翌日は必ず休みの「明け番」になります。 つまり、2日を1勤務と考えるわけです。そして月間の法定最大乗務数は13乗務(11~12乗務+任意休日出勤1~2日)。 それ以外の純粋な休みは「公休」と呼ばれ、連休も取得ができます。

一日しっかり働き、翌日休む、という自由度の高い環境で働くことが可能です。


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昼日勤

昼のみの勤務体系で、月間乗務日数は22~24日。土曜日か日曜日が休みになるようなシフトが多くなります。

隔日勤務とは異なり、勤務時間は9時間。うち休憩時間は1.5時間となり、朝7:00頃から始まり、16:00に終わる勤務イメージとなります。

この昼日勤には、女性ドライバーや定年を迎えた方が無理なく働く事が多いです。また、流し営業ができない、人口が少ない地方にもこの勤務形態が多くあります。 しかし、タクシードライバーにとっての稼ぎ時は夜間。料金割増も深夜からです。 そういった事情から、最も稼ぎづらい勤務体系と言えるでしょう。近年のタクシー求人情報には、昼日勤のパートドライバー募集も見られるようになりました。

朝スタートし夕方には乗務が終わるので、規則正しい生活をキープすることができます。


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夜日勤

昼日勤と逆にあたる勤務体系で、ナイトとも呼ばれます。

昼日勤と同じく月間乗務日数は22~24日。勤務時間も9時間で、うち1.5時間が休憩となります。

基本的に、昼日勤で走ってきた車が夜日勤に当てられますので、出庫時間も昼日勤の帰庫時間より後になります。 例えば17:00出庫であれば、2:00に帰庫します。 夕方から深夜にかけての、タクシードライバーにとっていわゆる”稼ぎ時” を網羅したこの勤務体系は、昼日勤に比べて多くの稼ぎを見込めます。

夜中心の勤務になるため、体調管理をしっかりできる方でないと厳しい側面もあります。 しかし効率的に稼げるのは事実ですので、バリバリ稼ぎたい方には最適な勤務形態になります。

年齢を問わず、年収500万円オーバーが現実的になります。


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まとめ

タクシーの勤務体系は大きく分けて、隔日勤務、昼勤夜勤、 の3つの働き方がある。

隔日勤務・・・隔日勤務になかなか体が慣れない。1回の乗務時間が長い。土日休みや連休も取れて、自由な時間を確保できる!昼勤・・・朝から夕方勤務。夜には帰宅できるので、規則正しい生活をキープできる!夜勤・・・夕方から翌朝の勤務。体力的には慣れが必要だが、収入面では期待できる!