タク9社を2社、ハイヤーは合併 kmが成長と収益確保の事業改革 (Taxi Japan 371号より)

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東京大手の国際自動車(西川洋志社長、都内港区)は6月29日、「組織とコストを最適化し、持続的な成長と安定的な収益の確保」を図るための事業改革を発表した。現在19社あるグループ会社を再編統合して10社とし、現場の状況に応じたスピード経営を推進する。タクシーは、買収した夢交通やライオン交通を含めて都内にある直営タクシー9社2089台を、2社に再編して統合。ハイヤーも、国際ハイヤーとケイエム国際を合併する。

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役付役員体制廃止


国際自動車では、「ビジネスをめぐる環境は、コロナ禍に代表されるVUCA(予測不能)の状況下にあり、まさに激動、不確実、複雑かつ曖昧な状況」としながら、「事業の質と財務基盤を強化し、新しい時代のモビリティサービスを構築する」としている。

具体的には、①役付き役員制度(専務、常務)を廃止し取締役6名、監査役1名の体制にするとともに、本社機能を9部2室体制から3部2室体制にスリム化して各社と本社をフラット化することで本社からのトップダウン方式から自主性を強化した現場主義に転換する、②会社理念を守り、効率化を図ることでスピード感のある成長を目指す経営体制として社長室を新設し、法令順守をはじめ事業改革の進捗を確認する機能として内部監査室を発展強化する、③グループ19社を10社に統合。都内タクシー9社を再編統合して2タク9社を2社、ハイヤーは合併kmが成長と収益確保の事業改革

東京大手の国際自動車(西川洋志社長、都内港区)は6月29日、「組織とコストを最適化し、持続的な成長と安定的な収益の確保」を図るための事業改革を発表した。現在19社あるグループ会社を再編統合して10社とし、現場の状況に応じたスピード経営を推進する。タクシーは、買収した夢交通やライオン交通を含めて都内にある直営タクシー9社2089台を、2社に再編して統合。ハイヤーも、国際ハイヤーとケイエム国際を合併する。社に、ハイヤーは2社を1社に合併。業務提携各社との整備事業や採用などの効率化とスピーディーな意思疎通を行うために「kmグループ推進部」を設置、④新型コロナウイルス禍にあっても事業継続と改革に努力した社員に「事業改革協力金」を支給するIなどとなっている。

新しいビジネスモデルとしては、タクシーにおける整備事業と燃料の転換に伴うエネルギー戦略を担う新会社を設立するほか、バス事業においては、新型コロナウイルス禍による国内観光客の集団移動スタイルの減少に加え、海外からの観光客の「マスからパーソナル」への加速度的な変化に先立ち、バスを小型化するなど小型観光自動車ビジネスの展開を急ぐ。

6月29日開催の定時株主総会および取締役会で決まった新役員は次の通り。

▽代表取締役社長=西川洋志

▽取締役=渋谷勉(社長室長)、渡邊啓幸(事業支援部長、ハイヤー労務強化推進本部専任担当)、松本良一(kmグループ推進部長)、地主茂(管理部長)、緑川正博(アミダスパートナーズ会長、公認公計士、社外)▽監査役=松田知樹(社外、新任)

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次回Taxi Japan 372号 をお楽しみに!

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